【八重瀬】沖縄地区税関は2日、八重瀬町の南部商業高校観光クリエイト科2年の25人を対象に税関教室を実施した。生徒は輸出入品の通関や関税の徴収、偽ブランド品や不正薬物の取り締まりなど、税関の役割について学んだ。
税関職員3人が講師を務めた。10日から韓国での3泊4日の海外研修旅行に行く生徒らに、職員は「コピー商品や偽ブランド品に手を出さないよう気をつけて」と呼びかけた。偽ブランド品を買うと、利益が本来受け取るべき会社に行かず、本物を作るメーカーの努力を踏みにじることになると説明した。
生徒らは1~6月に差し押さえられた偽ブランド品に実際に触れた。「本物っぽい」「どうやって偽物か分かるの」と靴やバック、洋服の縫製などを確かめた。極端に安い商品に注意して、品質や保証書を確認するよう助言があった。
阿部凛琉華さん(16)は「コピー商品に気をつけたことはなかった。注意したい」と話した。
(上江洲仁美)