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陸上5000メートルで池間(東風平中出)が2位 宮崎の強豪校で成長、高校最後のレースで結果<かごしま国体2023>


陸上5000メートルで池間(東風平中出)が2位 宮崎の強豪校で成長、高校最後のレースで結果<かごしま国体2023> 少年男子A5000メートル決勝 ラストスパートをかけ2位でゴールに飛び込む宮崎県代表で出場した池間凛斗=13日、鹿児島県の白波スタジアム
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 特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」第7日は13日、鹿児島県内各地で行われた。陸上では宮崎県代表で出場した八重瀬町出身の池間凛斗(東風平中―小林高)が少年男子A5000メートルで13分58秒96で準優勝した。少年男子A300メートルの平川慧(コザ高)は予選で33秒15を出し、予選全体1位で、決勝進出を決めた。


 宮崎県の代表として少年男子A5000メートル決勝に挑んだ池間凛斗(東風平中―小林高)。思い描いたレース展開ではなかったが、全国レベルで初めての準優勝をつかんだ。「優勝を狙っていたので悔しさもあるが、素直にうれしい」と笑顔だった。

 スタートから先頭に立つプランだったが、つまずいた。反応が遅れてしまい、なかなか選手を抜けず、後方で様子をうかがった。ラスト1周でほかの選手がスパートをかけると予想し、徐々に順位を上げて、残り2周で6番手につけて、そのまま残り1周となった。

 そこからは読み通りに先頭集団の選手がスパートをかけた。池間も負けじと食らいつき、最後の直線に入るときには2番手に上がった。一度後ろを見ると「順位は落としたくない」と力走し、そのままゴールに飛び込んだ。

 東風平中時代から沖縄の大会では上位に入っていた。さらなる成長を求めて駅伝の強豪校・小林高に進学。1年生から全国大会に出場していたが、予選敗退と結果を残せていなかった。

 高校では最後のトラックレース。「国体という大きな舞台で自分の走りができて次につながる」と手応えを感じているようで、次は駅伝で全国の舞台を目指す。

 「宮崎県に得点が入ったのは良かったが、いつかは沖縄でも選手として戦ってみたい」とも話し、故郷の代表選手として挑む日まで成長を続けるつもりだ。

 (屋嘉部長将)


<陸上>
(白波スタジアム)
▽100メートル予選
 「1組」 (4)平良光勇真(SFS) 10秒49=落選
▽300メートル予選
 「5組」 (1)平川慧(コザ高) 33秒15=決勝進出
▽走り幅跳び決勝 (15)兼本広士郎(普天間高) 6メートル70
▽円盤投げ決勝 (16)山城真捺(普天間高) 38メートル01
▽円盤投げ決勝 (25)オコンクオ・アイーシャ(与勝高) 26メートル93