参院選、結集呼び掛け シールズ琉球・元山さん「防衛予算を福祉に」


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安保関連法に反対する「SEALDs RYUKYU(シールズ琉球)」の元山仁士郎さん=28日、参院議員会館

 【東京】安全保障関連法に反対する大学生らのグループ「SEALDs(シールズ)」が28日、参院議員会館で記者会見を開き、県内の若者で組織する「SEALDs RYUKYU(シールズ琉球)」の元山仁士郎さん(24)は自衛隊の配備が進む県内の実情を語り、法律の廃止に向けて「できることは何でもやっていきたい」と訴えた。

 元山さんは南西諸島に陸上自衛隊の配備が進んでいる事について「説明が不十分だ」と指摘。自衛隊配備に多額の予算が付けられていることを批判した上で「沖縄は3人に1人が貧困状態だと言われる。防衛予算額をより多く貧困家庭や待機児童、福祉などの予算に充てるようにするべきではないか」と語った。
 安保関連法については「まだまだ議論も説明も不十分で、施行されるのは悔しい思いでいっぱいだ」と述べた上で、夏の参院選に向けて法律に反対する勢力の結集が必要だとの認識を示した。