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美ノ海が「雲の上」の先輩・遠藤を肩透かし 7勝目で優勝争いに食い下がる


美ノ海が「雲の上」の先輩・遠藤を肩透かし 7勝目で優勝争いに食い下がる  美ノ海
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 大相撲九州場所9日目(20日・福岡国際センター)3大関は霧島が朝乃山をはたき込んで7勝目を挙げた。美ノ海は遠藤を肩透かしで退け7勝目。貴景勝は錦木を引き落とし、連敗を2で止めて6勝目。豊昇龍は関脇琴ノ若に寄り倒されて3敗目を喫した。琴ノ若は7勝目。平幕の一山本が幕内で勝ち越し一番乗りを決め、1敗で首位を守った。若元春は大栄翔との関脇対決をはたき込みで制して4勝目。大栄翔は5勝4敗となった。一山本を1差で美ノ海、霧島、琴ノ若ら4人が追う。十両は琴勝峰、大の里、紫雷が7勝2敗でトップ。

 30歳の新入幕、美ノ海が7勝目を挙げ、優勝争いに食い下がった。日大の3学年上で相撲巧者の遠藤をタイミングのいい肩透かしで仕留め「たまたま左がのぞいたので決まった」と謙虚に話した。

 「自分は高校時代、小さくて、うまさで取っていたが、大学に入って自分より大きくてうまい人がいると衝撃を受けた」と述懐。「話しかけられないくらい雲の上」と表現する先輩を倒し「うれしい気持ちが強い」と表情も緩んだ。

(共同通信)