もちもちピンクの紅麹のパン 沖縄の健康素材入ってます!


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紅麹を使うパンをアピールする金城正直社長=25日、名護市名護

 【名護】食品製造・販売の「マキ屋フーズ」(名護市、金城正直社長)が独自開発した紅麹(こうじ)菌を生地に混ぜたパンや焼き菓子が人気を呼び、9カ月間で約4万5千個、680万円を売り上げた。金城社長は25日、なごアグリパーク内の同店で記者会見し、約9カ月の長期保存が可能な冷凍パンの発売など今後の計画を発表した。2016年度の売り上げは2千万円を目指す。

 同社は15年4月に紅麹のパンを発売し、同12月~16年2月のパン製造中断期間以外の9カ月間で売り上げを伸ばした。紅麹をパンに使用することで、今までにない深みのある味や薄紅色の色合い、もちもちした食感などの特徴が消費者に好評だという。店舗内での販売に加え、名護市や周辺市町村での訪問販売も実施し、固定客も徐々に拡大している。
 同社は、天然酵母と併用した食品やおみやげ品・贈呈品、紅麹と地元食材を組み合わせた野菜サンドイッチなどの新商品開発も計画している。
 金城社長は「紅麹は沖縄独自の健康素材であり、気軽に食卓に上る加工品にしたい」と強調した。
 問い合わせはベーカリーマキ(電話)0980(54)5889。