失業率改善へ若者就職講座開講 27人がマナー、PCスキル習得へ


この記事を書いた人 金城 美智子
県若年者ジョブトレーニング事業の開講式に臨む受講者ら=28日午前、那覇市前島

 40歳未満の求職者に講習や職業訓練を実施する県若年者ジョブトレーニング事業の2016年度第1期訓練生の開講式が28日、那覇市前島のふそうビルディングであった。19~38歳までの訓練生27人が4カ月の訓練をスタートさせた。

 事業は全国に比べ高い若年者の失業率を改善することが目的。喜友名朝弘県雇用政策課長は「県内の有効求人倍率は復帰後最高だが、若年者の雇用状況は依然厳しい状況だ。技術を習得することで、企業への継続雇用の可能性を広げていただきたい」と激励した。訓練生の比嘉一博さん(21)は「基礎的なマナーやパソコンスキルを身に付け、その後の職業訓練で、より専門性の高いスキルを身に付けられるように、まい進していきたい」と意欲を語った。
【琉球新報電子版】