辺野古推進変えず 島尻氏、参院選公約で明言


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【東京】島尻安伊子沖縄担当相は28日の閣議後会見で、今夏の参院選における米軍普天間飛行場の返還問題についての公約を問われ「選挙を戦うから言い方を変えるとか、そういうことは考えていない」と述べ、政府が進める名護市辺野古への移設計画を支持する立場で臨む考えを示した。

 島尻氏は「返還合意から20年たつ。政治は問題解決をするというのが責務なので、そこはしっかりと果たしていきたい」などと述べ、普天間飛行場の早期返還の実現に向け、辺野古移設を進めていく考えを示した。
 28日でサンフランシスコ講和条約の発効から64年を迎えたことについては「日本が主権を回復した日であるが、他方、沖縄にとっては特別な思いのある日だということは承知している。多大なご苦労を経験された先輩が大変多いということ、そういった歴史を胸に刻んでいかないといけない」と述べた。