時差通勤制度 県、那覇市あす開始 渋滞緩和に期待


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 職員のワークライフバランス(仕事と生活の調和)の充実や交通渋滞に伴う通勤疲労の緩和などを目的に、県と那覇市は2日から時差通勤制度を開始する。
 県と那覇市ともに現在は午前8時30分出勤としている。2日以降は7時30分から9時30分まで30分刻みの5通りの出勤時刻を生活様式に合わせて選べる。

 県人事課によると、4月28日現在、7時30分出勤を申請しているのが33人、8時出勤が37人、9時出勤が55人、9時30分出勤が20人。計145人(暫定値)が午前8時30分以外の通勤時刻を選択した。対象は知事部局の一般職員。
 ワークライフバランスの充実に加え、県交通政策課の担当者は「朝の通勤時間帯にモノレールの駅で客の積み残しが出たり、県庁前駅で混雑が起きたりしている。時差通勤導入により改善が図れればいい」などと話し、交通渋滞の緩和や公共交通の混雑解消に期待している。
 那覇市は公共交通を利用する職員を対象に2日から開始する。