快晴の下、ハーリー競漕 辺野古でアブシバレー


社会
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 【名護】名護市辺野古区(嘉陽宗克区長)のハーリーが15日午後0時半、同区の浜で始まった。海の安全と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する区の伝統行事「アブシバレー」の一環。区民らが区域別の10班ごとに競漕(きょうそう)する各班対抗戦ほか、辺野古、久志、豊原の久辺3区の行政委員らの対抗戦、県内各地から参加する職域対抗戦などで計44チームが出場した。米兵やその家族らも多数出場した。快晴の下、参加者らは懸命に息を合わせてサバニを漕(こ)いでいた。

 御願バーリーを漕ぎ終えた許田正武さん(47)は「良い風が吹き、波も穏やか。ここ3年では久しぶりに良い天気になって良かった」とハーリー日和に笑顔を見せた。【琉球新報電子版】

御願バーリーで懸命に漕ぎ、五穀豊穣を海上安全を祈願する参加者ら=15日午後1時1分、名護市辺野古