おいしい酸っぱさ・長寿の果実 シークヮーサー「笑費隊」発足!


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シークヮーサー笑費隊の活動をPRする(左から)沖縄アロエの佐潟倫右さん、渡具知の渡具知豊さん、稲嶺進名護市長、勝山シークヮーサーの仲村尚吾さん、南西食品の大城卓也さん=6月28日、名護市役所

 【名護】名護市内を拠点に農産物などを加工・販売する4社が連携し、シークヮーサーを使った商品開発や販路拡大に取り組む「和(なご)♥シークヮーサー笑費隊」を5月に発足させ、活発に活動している。北海道滝川市など全国4カ所の友好都市をはじめ県内外で消費拡大を目指す。「おいしい酸っぱさ・長寿の果実」として名護産シークヮーサーの良さを伝えるアンバサダー(大使)も広く募集中。FMやんばるのラジオ番組やフェイスブック、オリジナル曲を通し、名護産シークヮーサーの魅力を多彩に発信している。

 沖縄総合事務局が中小企業を支援する事業の一環で連携し、同隊の活動に取り組んでいる渡具知の渡具知豊社長、沖縄アロエの佐潟倫右営業課長、勝山シークヮーサーの仲村尚吾営業課長、南西食品の大城卓也さん(営業課)が6月28日、市役所に稲嶺進市長を訪ね、活動状況を報告した。

 同隊の活動を通し、北海道の菓子店のロールケーキにシークヮーサーの果汁を活用した商品開発にもつなげた。さらに具材にシークヮーサーの皮、羽地の鶏や玄米、滝川市の小麦粉など地元特産品を使う鶏ぎょうざなど多彩な商品開発を進めている。7月に東京・秋葉原の百貨店でのイベントにも参加する予定だ。

 渡具知社長は「名護の農産物を向こう(滝川市)に食べてもらい、向こうの物も食べる。(名護と滝川の人口を)足すと10万人の胃袋を交換し合う。少しでも地産地消へとつながればと思う」と強調し、連携を深めていく考えを示した。