本番熱気、一足先に 「世界若者ウチナーンチュ大会」 沖縄・金武で40日前夜祭


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「40日前夜祭」でラテンダンスを踊る参加者ら=10日、沖縄県の金武町立中央公民館

 40日後に迫った「第5回世界若者ウチナーンチュ大会 沖縄・2016(WYUF)」(同実行委員会主催)を盛り上げようと10日、沖縄県の金武町立中央公民館でプレイベント「40日前夜祭」が開かれた。海外からの研修生らを含め、100人を超える若者が参加した。大会本番の熱気をいち早く味わい、世界に広がるウチナーンチュのネットワークを若い世代で発展させ、地域活性化に励もうと心を一つにした。

 イベントでは過去4回の大会を映像で振り返り、今大会のプログラムを紹介。海外の県人社会や県内で青年会活動やウチナーンチュネットワークの構築などに携わる3人が大会への思いを語った。

 金武町にルーツを持つボリビア県系3世の安里直也さんは「沖縄は地球上で唯一の帰ることができる場所だ」と強調。「県内の若者と海外ウチナーンチュが交流を深め、互いにさらに沖縄を好きになれる大会にしたい」と語った。

 参加者は地域への愛や自らのルーツを語り合うゆんたく(おしゃべり)を楽しみ、ペルーの県系3世が伝授するラテンダンスで異文化を体験、交流を深めた。