台風16号 先島、16日から暴風に


この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二

 強い台風16号は14日午後9時にはフィリピンの東にあって、勢力を強めながら時速20キロで西北西に進んでいる。沖縄気象台によると16日に非常に強い勢力となって八重山、宮古島の両地方に接近し、両地方は16、17の両日に暴風となる見通し。東寄りに進んだ場合は17日ごろに沖縄本島地方も暴風となる恐れがある。

 台風16号の中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。中心から半径90キロ以内で風速25メートル以上の暴風が吹いている。

 発達しながら北西に進み、16日以降に先島地方に接近する見通しで、沖縄気象台は早めの台風対策を呼び掛けている。

 八重山、宮古島の両地方は16、17の両日、大雨となる恐れもある。海上は16日から猛烈なしけとなる。

 一方、台湾海峡にある猛烈な台風14号は西寄りに進み、沖縄地方から遠ざかっている。14日正午まで波照間島が、同午後9時まで与那国島が強風域に入った。

 台風14号の影響で14日、空の便は琉球エアーコミューター(RAC)の石垣―与那国線4便が欠航し、94人に影響した。海の便は石垣島と周辺離島を結ぶ航路を中心に64便が欠航した

 15日はマルエーフェリーの阪神航路「琉球エキスプレス」が繰り上げ運航(午後2時に那覇港新港ふ頭発)する。