RAC、きょうも全41便が欠航 不具合の原因特定できず 沖縄の離島結ぶ路線 23、24日の影響人数3031人に


RAC、きょうも全41便が欠航 不具合の原因特定できず 沖縄の離島結ぶ路線 23、24日の影響人数3031人に RAC機(資料写真)
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琉球エアーコミューター(RAC)は、23日に続き24日も全41便を欠航すると発表した。機体の車輪の不具合の原因はいまだ分かっておらず、再開の見通しは立っていない。24日の欠航により、乗客1515人に影響が出る。欠航便への対応として24日、日本トランスオーシャン航空(JTA)の那覇―久米島線を2往復、臨時便として運航する。

 不具合があった機材はデ・ハビランド・カナダ社製のDHC―8―400カーゴコンビ(JA82RC)。22日午後10時ごろの整備点検で、右側の主脚タイヤの外輪の空気圧が低下していることを確認し、同タイヤの内側ホイールと外側ホイールを留めるナット16本のうち12本に緩みが見つかった。他の機材も確認し、保有する5機全てでボルトやナットの緩みが発見された。同社で同様の事象が確認されたのは初めて。

 JTAによる24日の臨時便は那覇ー久米島(午前9時45分発、同10時25分着)、久米島―那覇(同11時発、同11時45分着)と、那覇ー久米島(午後5時45分発、同6時25分着)、久米島―那覇(同7時発、同7時40分着)の4便。いずれもボーイング737―800型機で165席。

 旅客への影響人数は23日と合わせて3031人となった。