【ヘリパッド取材班】東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設で、沖縄防衛局は10日、これまでで最多となるダンプカー66台分の砂利をN1地区ゲートから搬入した。9月までは多くても20~30台分の搬入だったが、7日には43台分を搬入するなど作業が急ピッチで進められている。
ゲート前では建設に反対する市民ら約75人がプラカードを掲げたり、シュプレヒコールを上げたりして抗議行動を展開した。機動隊員ら50人が市民らを囲い込むようにして動きを封じ、その間に砂利を搬入した。
建設に反対する市民の一部はこの日も朝から通称「N1裏」ゲートから米軍提供区域内に入って抗議している。
N1地区ゲートではダンプカー11台が午前中にそれぞれ4往復、午後に2往復して砂利を運んだ。市民は「森を壊すな」「機動隊は帰れ」などと怒りの声を上げた。【琉球新報電子版】