台湾で沖縄アートフェス 3000人、県産品に親しむ


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
「沖縄アートフェスティバル」の三線体験ブースを訪れる地元客ら=15日、台湾台北市

【台北市で呉俐君】沖縄のアーティストが作るTシャツやブローチ、三線などをPRする第2回「沖縄アートフェスティバル」(沖縄文創市集)が14~16日、台湾台北市の當代芸術館で開かれた。3日間で約3千人が会場を訪れ、沖縄の音楽や文化と触れ合った。

 沖縄アートフェスティバルはTシャツを製造・販売する琉球ぴらす(那覇市、翁長優子社長)が主催し、紅型の職人や陶芸家、イラストレーターら沖縄のアーティストも参加。体験コーナーを通じて地元客に沖縄の魅力をPRした。辺銀食堂(石垣市)と珈琲屋台ひばり屋(那覇市)も出店し、沖縄の食材で作った料理を提供した。

 翁長社長は「ここ数年間、自社店舗を訪れる台湾人客が大幅に増えている。アートを通して沖縄を知ってもらうために、今年もアートフェスティバルを開催した」と語った。

 今年5月に沖縄観光ガイドブックを出版した黄晧銘(こうこうめい)さん(34)と蔡諾諾(さいだくだく)さん(32)夫妻も来場し「沖縄は台湾に一番近いリゾート地。都会の忙しさがなく、ゆっくりできることが最も気に入った。本の出版を通して、もっと多くの台湾人に沖縄を知ってもらいたい」と述べた。

※注:黄晧銘さんの「黄」は「廣」のマダレを取る