アニメやゲーム、映画などの分野で活躍するクリエイターたちによるトークセッション「クリエイターズナイト プレミアム」(主催・アールプランニング、神風動画、CG-ARTS)が15日、那覇市のりゅうぎん健康保険会館で開かれた。
2011年から毎年開催しており、沖縄のCG産業の活性化が目的。最先端のバーチャルリアリティー(VR)システムや、各分野における近年の作品や制作手法、海外企業との経験などが紹介され、専門学生ら約100人が参加し熱心に耳を傾けた。
(1)ゲーム・VR(2)アニメ(3)フル3DCG(3次元コンピューターグラフィックス)-に分かれ、米国アニメーション専門誌が選ぶ「アジア・アニメーション業界の25傑」の1人に選ばれた「ポリゴン・ピクチュアズ」の塩田周三代表、3DCG作品の制作に取り組む「サンジゲン」の松浦裕暁代表、アニメ制作に携わる「グラフィニカ」の吉岡宏起取締役ら国内外で活躍するクリエイター9人が登壇。新しいコンテンツの可能性や人材と技術面の課題などについて意見を交わした。
県内の専修学校に通う仲地智英さん(20)=那覇市=は「普段は漫画の勉強をしているが、絵コンテを書く手法は3DCGでも共通する部分があり参考になった。将来は沖縄で漫画家を目指したい」と語った。