2日間で110デシベル超 宜野湾市、外来機飛来に抗議


この記事を書いた人 金城 美智子
抗議要請文を中嶋浩一郎沖縄防衛局長(左)に手渡す松川正則宜野湾市副市長=19日午前9時17分、嘉手納町の沖縄防衛局

 【中部】宜野湾市の松川正則副市長らが19日午前9時過ぎ、嘉手納町の沖縄防衛局に中嶋浩一郎局長を訪ね、17、18日に米軍普天間飛行場に外来機FA18ホーネット戦闘攻撃機が飛来したことについて抗議した。同市上大謝名地区では両日とも110デシベル以上の騒音が測定され、18日午後4時57分には4月以降最大の116・1デシベルが測定されたことを受け、松川副市長は「市民に全く配慮がない。断じて容認できるものではない」と抗議した。

 中嶋局長は「騒音を軽減することは重要だ。ジェット戦闘機の飛来は減っていたが、米軍に早急に申し入れたい」と述べた。

 市基地政策部に対し、市民から「耳が破けそうなひどい音だった」「大きな音で初めて耳が痛くなった」などとする苦情が2日で18件、寄せられていた。110デシベルは間近での自動車のクラクションの音に相当するという。
【琉球新報電子版】