7月参院選 1票の格差「合憲」 高裁那覇支部が判決


この記事を書いた人 金城 美智子
 多見谷寿郎裁判長

 1票の格差が是正されないまま7月10日に実施された参院選は憲法違反で無効として、弁護士グループが提起した訴訟の判決が20日午後、福岡高裁那覇支部であった。多見谷寿郎裁判長は「投票価値の著しい不平等状態にあったとは言えない」として格差を合憲と判断、請求を棄却した。

 「1票の格差」訴訟は二つの弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部で提起しており、19日までの判決は「違憲状態」4件、「合憲」3件に分かれていた。
【琉球新報電子版】