【ヘリパッド取材班】国頭村と東村に広がる米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設で24日、30人以上の市民が米軍提供区域内に入り、抗議の声を上げた。市民らによると、H地区ヘリパッド周辺で赤土が流れ出ているのを確認したという。
H地区ヘリパッドの一部が谷状になっていて、下の谷に赤土が流れていたという。市民らは「赤土対策が機能していない」と危機感を示した。
市民らはこれまで、提供区域内の工事現場で機動隊員が災害防止用のヘルメットをかぶっていないと指摘していた。24日は初めてかぶっているのが確認されたが、市民の一人は「ヘルメットには緊急時のために名前や血液型を書くべきだ。発注者の防衛局は業者にきちんと指導しなければならない」と話した。
N1地区ゲートでは同日午前、工事関係車両とみられる大型ダンプ延べ50台が砂利などを運び入れた。