勝手に終業早める 名護の処分場 職員14人 市民の苦情で発覚


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 【名護】名護市の一般廃棄物最終処分場(同市嘉陽)で勤務する市の臨時職員14人らの業務時間の午後5時15分までの勤務が6月から10月上旬までの4カ月余、徹底されていなかったことが分かった。市民から「職員が規定の時間より早く帰宅し市民サービスを怠っている」との苦情を受け、市環境対策課が確認した。同課の聞き取りによると、現場の臨時職員らは「午後5時に終礼を行い、特に報告などがない場合は午後5時15分より前に帰ったことがあるかもしれない」と話している。

 市は本紙取材に「4月から5月末ごろまでは担当職員が毎日、処分場へ行き、朝礼や終礼をして出退勤管理をした。6月以降は担当職員が他の施設管理や事務作業で処分場に行くことが不定期となった」と6月以降、管理が徹底されていなかったと説明した。市企画部の金城進部長は「徹底されていなかったことはしっかり反省しなければならない」と現場に改善を指示したと説明した。押印する形式の出勤簿からタイムカードに切り替え、勤務管理の改善を図る考えだ。

 また、電話でのごみ搬入受け付けでは午後5時ごろに市民から電話があると、午後5時15分に間に合わないと判断する場合、翌日以降の搬入を促していることも明らかになった。