![](https://ryukyushimpo.jp/tachyon/legacy/002/201701/1834b4aa3c6d9e567016f529d3dfb1f9.jpg)
県内最大の水揚げ量を誇る泊魚市場(那覇市)の2017年初競りが4日午前5時半、同市場で開かれた。1番に競りに掛けられた55・8キロのメバチマグロには約33万4800円の値が付き、1キロ当たりの単価で通常の3倍近い6千円の祝儀相場となった。同市場のマグロ類では最高値を更新し、市場関係者からは歓声が上がった。
同日は約46トンが水揚げされ、うち40トンをマグロ類が占めた。
初競りに先立って、関係者が航海安全や豊漁を祈願した。県漁業協同組合連合会の上原亀一会長は「沖縄の漁業を取り巻く情勢は広大な米軍の訓練海域や日台・日中間の漁業問題、高齢化など難問が山積している。生産者や流通関係者の利益につながるよう努めたい。今年1年が活気のある明るい市場となるよう、威勢よく初競りを盛り上げてほしい」と呼び掛けた。【琉球新報電子版】