宮里昭也氏が死去 琉球新報社元社長 80歳


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 琉球新報社元社長の宮里昭也(みやざと・あきや)氏が12日午後10時17分、心不全のため宜野湾市内の病院で死去した。80歳。大宜味村出身。告別式は未定。

 宮里氏は1936年生まれ。60年法政大学法学部を卒、61年琉球新報社に入社。83年編集局長、87年取締役、93年常務、94年専務を経て、96年から2004年まで社長を務めた。04年から06年までは取締役会長。

 01年に元ソ連大統領でノーベル平和賞受賞者のミハイル・ゴルバチョフ氏を県内に招き講演会を開催。03年のグローバリゼーション・フォーラムではゴルバチョフ氏に加え、マレーシアのマハティール・モハマド元首相など世界の首脳経験者を招いた。

 1996年8月に設置された政府の諮問機関「沖縄米軍基地所在市町村に関する懇談会」(島田懇談会)の委員として、沖縄振興策の策定・提言に携わった。99年から2005年まで、県交通遺児育成会の理事長。08年、同年設立された沖縄フィンランド協会の会長に就任した。