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気象庁の情報などを参考に大気エーロゾル(微粒子)予測をしているサイト「SPRINTARS(スプリンターズ)」が20日正午から午後6時にかけて、沖縄地方の粒子状物質PM2・5が「非常に多い」と発表した。
「スプリンターズ」では4段階中最も高い「注意喚起レベル」に相当する。県大気汚染常時監視テレメータシステムによると午後4時、沖縄市で93マイクログラムが観測され、今年最も高い数値となった。
スプリンターズを運用する九州大学応用力学研究所の竹村俊彦教授によると、中国からの大気汚染物質を巻き込んだ寒冷前線が沖縄地方を通過したことが原因だという。
竹村教授は「前線の移動速度が速いため、高濃度のPM2・5が観測されるのは一時的だろう」と話した。また中国から沖縄地方へ流れてくるまでに汚染濃度は「10分の1程度まで薄まる。中国の汚染レベルで沖縄には飛来しない」と語った。