地域

集大成の解散公演 石川ひまわりキッズシアター

最終公演へ向け、練習にも力が入る劇団「石川ひまわりキッズシアター」の児童ら=うるま市の石川少年自然の家

 【うるま】うるま市石川の小学生児童劇団「石川ひまわりキッズシアター」が29日の公演を最後に解散する。劇団結成から5周年。石川地域の伝統芸能や歴史、文化などの継承・発展を目的に活動してきた。劇団に所属する児童17人は、最後の第10回公演を精いっぱいやり遂げようと練習に励んでいる。公演は29日午後3時から、市立宮森小学校体育館で開かれる。

 「そこ、真面目にやってるか」。本番まで約2週間となった14、15の両日、石川少年自然の家で開かれた合宿で、げきが飛んだ。29日の公演は「私たちの空」と題し、3部構成の劇を披露する。1部は宮森ジェット機墜落事故の当時の様子、2部は同事故を操縦士目線から描いた物語、3部は石川で活動していた小那覇舞天さんらもを演じて、ジェット機墜落事故を振り返る。劇団の5年間の集大成だ。

 劇団の脚本を担当する兼島拓也さん(27)は、昨年12月名護市に墜落したオスプレイ事故に触れ「こうした事態がいつでも起こり得る。私たちが忘れずに、常に覚えて、考えていかなければいけない」と語った。

 石川・宮森630会の会長も務める久高政治事務局長は、解散の経緯について「宮森ジェット機墜落から、2019年で60年になる。60年に向け活動を進める中で、劇団の活動も並行してと、中途半端なことはできない」と語る。

 結成当初からきょうだいそろって、劇団で活動する糸数凜さん(11)=城前小5年=は、友人からの紹介をきっかけに入団した。最終公演を前に「みんなで一緒にできて楽しかった。最後の公演なので、笑顔で楽しく演じたい」と振り返る。

 姉・凜さんの楽しそうな姿を見て、入団を決めた杏さん(9)=同3年=は、解散の報告を聞いて「うそだと思った。でも、最後だから真剣に楽しくやりたい」と抱負を語った。劇中では、2人そろってダンスを披露する場面もあり、きょうだいで息のそろった技を披露する予定だ。

 最終10回目の公演の入場料は大人500円、中高生300円、小学生以下無料。




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