県内の小中学生が取り組む沖縄の自然、動植物の研究などを支援する「新報サイエンスクラブ」(主催・琉球新報社、共催・沖縄美ら島財団、特別協賛・NTT西日本沖縄支店)の研究発表会が28日、浦添市のてだこホール市民交流室で開かれた。父母や関係者約170人が会場を訪れた。32組42人が研究成果を披露した。
糸満市の真栄里海岸で打ち上げ貝を採集した糸満南小5年の上原一路(ひろ)さん(11)は「採集した376種の貝のうち、絶滅の恐れのある貝も54種見つかった。遊歩道整備は生態系に影響が出ないようにしてほしい」と発表した。
インドクジャクが野鳥の敵なのか確かめるため、定点観察し胃の内容物を調査した平良中2年の親泊千明さん(14)は「在来種に害を及ぼしているかはっきり確認はできなかった」と報告した。