石垣-香港、3月から週5往復 好調沖縄観光を後押し


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香港エクスプレス社を訪問した沖縄県の浦崎唯昭副知事(中央)=8日、香港(県提供)

 沖縄の観光客誘致や物産販路拡大などのトップセールスで香港を訪れている浦崎唯昭・沖縄県副知事らは8、9の両日、キャセイパシフィック航空や香港エクスプレス、クルーズ船世界大手のゲンティン香港などを訪問し、沖縄への送客に感謝の意を伝えた。浦崎副知事らに対し、香港エクスプレスのアンドリュー・コーウェン最高経営責任者(CEO)は現在週2往復で運航している石垣路線を、3月から週5往復に増便することを明らかにした。

 コーウェンCEOは2016年6月に就航した石垣路線の搭乗率が好調に推移し、3月の増便を決めたことを報告した。「継続した運航のため、受け入れ体制やプロモーション強化を図る必要がある」とし、県や沖縄観光コンベンションビューローに協力を求めた。

 浦崎副知事らは年間を通じてプロモーションを強化することを約束。宮古線への就航も要望した。

 9日夜には、沖縄観光感謝の夕べ「沖縄ナイト」を香港で初めて開催し、観光関係者ら約600人が出席した。オリオンビールや泡盛カクテルが提供され、沖縄物産を紹介した。最後は全員でカチャーシーを踊るなど大いに盛り上がった。

 沖縄ナイトで浦崎副知事は「沖縄観光の発展にご尽力いただいた関係者の皆さんに感謝したい。香港と沖縄の相互交流がさらに深まってほしい」と期待した。