【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、大型クレーン船2隻が10日午前、大型コンクリート製ブロックを海底に投下する作業を始めた。午前11時現在で、2隻から少なくても各3個のブロックが投下されたとみられる。
海底ボーリング(掘削)調査をする大型特殊船「ポセイドン1」は長島付近にとどまっている。
この日は9日に続いて波が高く、新基地建設に反対する市民らは抗議船やカヌーによる海上での抗議行動は行っていない。
10日午前9時ごろ、大型クレーン船の1隻がクレーンを上げ、ブロックの投下作業を始めた。もう1隻も午前10時ごろにクレーンを上げ、ブロックの投下を始めた。この日は海上での抗議がないため、海上保安庁のゴムボートは数艇にとどまっている。
一方、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前では新基地建設に反対する市民ら約50人が三つのゲート前に分かれて抗議行動を行った。午前11時現在、資機材の搬入は確認されていない。
午前8時30分ごろ、ゲートの1カ所から海上での作業員が乗ったとみられる車両2台が基地内に入った。市民ら約10人が阻止行動をしたが、機動隊員に排除された。【琉球新報電子版】
ブロック投下進む 辺野古新基地建設 ゲート前で約30人が抗議
この記事を書いた人
松永 勝利