那覇空港の第2滑走路早期完成を 豊見城市議会、F15脱で意見書可決


この記事を書いた人 松永 勝利

 【豊見城】豊見城市議会(大城吉徳議長)は10日、臨時会を開き、那覇空港で航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機が脱輪し空港が一時閉鎖されたことに関し、事故の原因究明と那覇空港第2滑走路の早期完成を求める意見書を与党などの賛成多数(賛成15、反対7)で可決した。
 意見書では滑走路が約1時間50分閉鎖されたことで、民間機の遅延や欠航が生じ、県民や観光・経済関連業界に大きな損失を与えたと指摘した。第2滑走路を早期に完成させることで空港の過密状況が解消され、事故やトラブルの軽減につながるとした。
 一方、野党側は事故原因の究明と再発防止策の策定、原因究明までの飛行停止などを求める意見書を提案したが、賛成少数(賛成9、反対13)で否決された。【琉球新報電子版】