2%の賃上げなど7項目要請 連合沖縄が県経営協に


この記事を書いた人 松永 勝利
安里昌利経営者協会会長(右)に要請書を手渡す連合沖縄の大城紀夫会長=3日午前、那覇市西のロワジールホテル那覇

 連合沖縄の大城紀夫会長と県経営者協会の安里昌利会長らは3日午前、2017年春闘要求をめぐり意見交換する労使首脳懇談会を那覇市内で開いた。
 連合は県経営者協会に対し、月々支払われる月例賃金を2%程度ベースアップするよう求めたほか、良質な公共サービスの安定的提供のため県に呼び掛けている「公契約条例」の制定について協働して取り組むなどの7項目を要請した。
 安里会長は「個別の企業をしっかりと足腰の強い企業に育て上げ、社員の福利厚生にもつなげていく。連合とも手を組み経済を盛り上げていきたい」と述べ、経営者に働き掛ける意向を示した。
 連合沖縄は3月中に、県工業連合会、県商工会連合会、県商工会議所連合会、県中小企業団体中央会に同内容を要請する。【琉球新報電子版】