「全ての基地閉鎖を」 辺野古新基地建設 ゲート前で抗議市民30人を機動隊が排除


この記事を書いた人 松永 勝利
機動隊が抗議市民らをごぼう抜きする中、英語で「全ての基地閉鎖を」と書かれたプラカードを持って基地反対の意思を伝える女性=7日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で、沖縄防衛局が大浦湾海上の臨時制限区域に汚濁防止膜を固定するアンカーとして大型コンクリートブロックの投下を開始してから7日で1カ月を迎えた。ブロック228個のうち約6割が投下を終えているとみられる。大浦湾海上の臨時制限区域では7日午前、大型クレーン船2隻が稼働し、ブロックを投下する作業が続いている。
 海上では新基地建設に反対する市民らが抗議船2隻、カヌー6艇を出して監視・抗議行動を実施している。一方、米軍キャンプ・シュワブゲート前では同日午前、新基地建設に反対する市民ら約30人が座り込んだ。機動隊約50人が市民らを排除した上で、資材を積んだ大型トラックなど15台がシュワブ内に入った。機動隊が抗議市民らをごぼう抜きする中、英語で「全ての基地閉鎖を」と書かれたプラカードを持って基地反対の意思を伝える女性の姿もあった。【琉球新報電子版】