東京MX「問題ない」と主張 BPO検証委が聞き取り


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 【東京】米軍北部訓練場のヘリパッド建設に反対する市民をテロリストに例えるなどの内容を放送した東京メトロポリタンテレビジョン(東京MX)の番組「ニュース女子」について、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は10日、同番組を審議した。BPOの担当者が東京MXにヒアリングした結果を報告、東京MXは番組内容や考査した結果も合わせ「問題ない」との認識を示したという。それを受け、同委員会は今後の審議の進め方など方針を議論した。

 東京MXは沖縄の米軍基地問題を再度取り上げて放送する予定があることも担当者に伝えた。同委員会は番組を制作したDHCシアターにもヒアリングに協力するよう要請する考え。

 同番組を巡っては、虚偽の内容で名誉を侵害されたとして、反差別団体「のりこえねっと」の辛淑玉(シンスゴ)共同代表がBPOの放送人権委員会に申し立てている。