沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の平良朝敬会長らは22日、県庁に富川盛武副知事を訪ね、OCVB推進委員会がまとめた沖縄観光振興に関する提言書を手渡した。沖縄観光のイメージ低下や安全性が危惧されている「白タク」行為の横行について、県の呼び掛けの下、警察、運輸、観光業界が連携し排除のため強化月間を設けるよう提案した。
提言は11項目で、入域観光客を平準化するキャンペーンや外国人雇用の規制緩和などを求めている。
入域観光客を平準化するため、閑散期の誘客や天候に左右されない観光コンテンツの充実、継続的キャンペーンの実施などを要望。外国人観光客の約8割を東アジアが占める現状を踏まえ、欧米での市場開拓を加速させる必要性も訴えた。
人手不足を補うため留学生らを雇用している現状を受け、県全域を就労ビザ取得のため規制を緩めることも求めた。外国人技能実習制度の対象にサービス業を加えることも要望した。