諸見里前教育長を支援する会発足 名誉毀損裁判


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 安慶田光男前副知事による教員採用試験介入疑惑を巡り、名誉を毀損(きそん)されたとして安慶田氏から訴えられた諸見里明前教育長を支援しようと、教育関係者らが4月に「諸見里明前教育長を支援する会」を発足した。

 共同代表には歴代の県教育長や教育委員長の翁長良盛、仲里長和、徳山盛彦、津嘉山朝祥、山内彰、伊元正一、中野吉三郎、仲村守和、新垣和歌子の9氏らが名を連ねる。5月には発起人の元教育委員や退職校長が250人を超えた。25日、代表の翁長良盛氏らが琉球新報社を訪れ報告した。

 「-支援する会」は、諸見里氏が勇気を持ち証言し勝訴できるよう精神的、経済的に援助することを目的としている。翁長共同代表は「今回の裁判は個人の争いではなく、教育の中立性を守るもの。県民の方々にもぜひ支援を頂きたい」と寄付を呼び掛けた。発足について諸見里氏は「大変うれしい。教育関係者の先輩方の誠意ある行動に心が震える思い」と感謝した。

 同会に関する問い合わせは事務局(電話)080(8393)8769(高嶺、与儀)。