シンガポール便、本年度にも就航 OCVB「交渉大詰め」


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 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は14日、沖縄とシンガポールを結ぶ定期航空路線が、本年度中に開設される可能性があることを明らかにした。

 同日、那覇市の県立博物館・美術館で開かれた2017年度インバウンド連絡会で報告した。具体的な航空会社名は控えたが、就航に向けた作業が「大詰めを迎えている」とした。

 連絡会では、17年の沖縄へのクルーズ船の寄港回数が過去最高の548回となることも報告され、年初発表の502回から46回増に上方修正された。

 現在、沖縄とシンガポールには定期直行便がなく、乗り継ぎやチャーター便での移動しかない。県は15年4月にシンガポール事務所を開設し、複数の航空会社と交渉してきた。同年には翁長雄志知事も自らシンガポールの航空会社シルクエアーやジェットスター・アジアを訪問し、直行便の就航を要請していた。