飲食店のカイ 仮想通貨決済を導入 利便性向上目指す


社会
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カイ・コーポレーションが新たに始めたビットコインによる決済の画面=22日、那覇市の「回」おもろまち店

 飲食店などを展開するカイ・コーポレーション(又吉豊社長)は22日から、仮想通貨「ビットコイン」を料金支払いに利用できるサービスを始めた。ビットコインで手軽に決済ができるようにして、利便性向上を目指す。

 又吉社長は「県内でビットコインによる支払いができる場所を増やしていきたい」と話した。

 ビットコインでの料金支払いを始めたのは、同社が運営する「回」の本店(那覇市久茂地)とおもろまち店、「舞天」の本店(那覇市おもろまち)と久茂地店、リゾートカフェ「KAI」(豊見城市)の5店舗。料金の支払時に提示されたQRコードを読み込むと、日本円のレートに換算されたビットコインで決済される。

 又吉社長は「お客さまからビットコインで支払いができたら便利だという声があった」と導入を決めた背景を説明する。ビットコインが世界的に広がっていることから「沖縄を訪れる海外からの観光客にも手軽に使える」と強調。「観光客の多い沖縄でこそビットコインをもっと活用できるはず」と今後の広がりに期待を込めた。