【豊見城】マンゴーの拠点産地である豊見城市のJAおきなわ食菜館菜々色畑で9日、マンゴーの盗難被害やそのほかの犯罪を抑止しようと、マンゴー警戒パトロール出発式が開かれた。豊見城署や小禄・豊見城地区防犯協会、JAおきなわや近隣企業の職員、マンゴー農家ら約50人が参加した
鍵を掛ける「ロック」の語呂合わせで、防犯意識の向上を呼び掛ける6月9日の「ロックの日」に開かれた。出発式の開催は昨年に続き2回目。
豊見城署の仲村智成署長は「マンゴー泥棒を許さないという強い気持ちでパトロールしよう」と呼び掛けた。宜保晴毅市長は「農家の皆さんが丹精込めたマンゴーだ。1個たりとも被害に遭わせない」と語り、協力を求めた。
市内でアーウィンマンゴーを作っている長嶺幸雄さん(66)は「盗難は夜に発生するので、巡回してもらえるのは助かる。豊見城署や地域の協力のおかげで、以前より被害は減っている」と話した。パトロールは収穫が終わる9月ごろまで継続する予定だ。