就活学生、「勤務時間・休暇」重視 求人おきなわ調査


この記事を書いた人 平良 正

 就職支援サイトを運営する求人おきなわは6月28日、2018年3月卒業予定の大学や専門学校生らを対象にした就職活動調査の結果を発表した。学生が就職先を選ぶ際に重視することは「勤務時間・休暇」が最も多かった。全国的に労働環境の改善が議論される中で、学生が企業の働き方に注目する傾向にある。

 企業を選択する際の重視項目(複数回答)で「勤務時間・休暇」は40・4%を占め、「雇用の安定性」が39・9%で続いた。

 一方で企業が学生に強くアピールしていること(複数回答)は「教育・研修制度」が54・1%と最も多く、次いで「職種・仕事内容」の52・5%だった。学生側が重視した「勤務時間・休暇」は26・2%、「雇用の安定性」は24・6%にとどまるなど、企業と学生の意識にミスマッチが見られた。

 就職活動でソーシャルメディア(SNS)を利用している学生は73・5%で、昨年の調査より28・9ポイント伸びた。SNSの利用方法(複数回答)は「企業情報を閲覧するため」が68・0%と最多で、「就活イベントの情報を探すため」が52・7%、「友達と情報交換や情報を提供するため」が51・6%だった。

 調査は今年3月から5月まで、学生の就職情報サイト「ジョーナビ新卒2018」の登録会員や、合同企業説明会に参加した学生を対象に行い、2284件の有効回答があった。