久場良竜さんは6月29日から2泊3日で伊平屋に遠征。午後1時から伊平屋仲田一文字に渡った。
昼間はガラサー釣りで2~3キロを3匹釣った。7時から大物釣りを始め、潮止まり近くの午後9時すぎに餌のカツオ1匹を替えて振り込んだ。
しばらくすると、アタリを知らせる自作のセンサーがけたたましい音を上げた。次の瞬間、いきなり竿(さお)が海面に突き刺さった。すぐに竿に飛び付きリールを巻こうとしたが、パワーハンドルでドラグを締め付けたリールからジリジリと道糸を引き出した。最初は沖に走り、手でラインをたぐり寄せながらリールを巻き、手前に寄せた。すると今度は左手のテトラへと走った。あまりに走るのでロウニンアジかと思いながら寄せてみたら、海面に浮いたのはでっかいアーラミーバイ。
ヒットしてから魚を浮かすまで約5分のファイト。海面に浮かせてからギャフを打ってほっとひと安心。しかし、問題はここから。1人なので堤防まで引き上げることができない。伊平屋に住む知り合いに連絡したが来られない。仕方なく、用意した滑車を使ってジリジリと1時間かけて堤防へと引き上げた。これが自己記録となる135センチ・47キロのアーラミーバイ。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)