QAB、台湾CATVと連携 放送覚書締結、交流加速へ


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放送分野などでMOUを締結するQABの上里猛社長(左から2人目)、TVBSの廖福順COO(同3人目)ら=13日、台湾・台北市内(QAB提供)

 琉球朝日放送(QAB、那覇市、上里猛社長)は13日、台湾ケーブルテレビ局大手のTVBSと放送分野などでの連携覚書(MOU)を結んだ。同日、締結式が台北市内で開かれ、上里社長、TVBSの廖福順(りょうふくじゅん)最高執行責任者(COO)や県産業振興公社台北事務所の吉永亮太所長らが出席した。両社は沖縄と台湾の文化交流やビジネス交流を加速する。

 TVBSは1993年、台湾初のケーブルテレビ局として開局し、現在従業員は約千人。ニュース専門チャンネルやドラマ・バラエティーなど五つのチャンネルを放送している。

 廖COOは「沖縄は国際的にも重要な地域でQABとのパートナーシップを台湾と沖縄、そして日本との交流につなげていきたい」とあいさつした。

 上里社長は「近年台湾からは多くの観光客が沖縄を訪れている。ニュース素材の交換などメディア同士の連携で、さらに交流を深めていきたい」と述べた。