宇宙や科学の面白さを伝える講演会が23日午前、那覇市安里のほしぞら公民館で開かれた。小学生の親子を対象に、県出身の天文学者で米ハワイの国立天文台ハワイ観測所に勤務する嘉数悠子さん(40)が、ハワイ観測所の「すばる望遠鏡」で撮った星空の映像を紹介した。
光を使った実験も行われ、ビーズが紫外線を浴びてピンクや紫に変化する様子を見て、小学生らは驚きの声を上げた。
嘉数さんは中学1年の時にNASA(米航空宇宙局)で開かれたスペースキャンプに参加して天文学に興味を持ったことを話し、「星空と科学に興味を持ってほしい」と勧めた。
参加した阿部花菜さん=泊小4年生=は「星空の説明が楽しかった。大きくなったら宇宙飛行士か天文学者になりたい」と笑顔で語った。【琉球新報電子版】