科学実験に目キラキラ OIST見学 新報サイエンスクラブ


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アリの研究室の前でOIST職員から説明を受けるツアー参加者=26日午後、恩納村の沖縄科学技術大学院大学

 【恩納】小中学生による自然科学の研究活動を支援する「新報サイエンスクラブ」(琉球新報社主催、沖縄美ら島財団共催)は26日、恩納村の沖縄科学技術大学院大学(OIST)でキャンパスツアーを行った。新報サイエンスクラブメンバーの小中学生や保護者ら約80人が参加し、科学の不思議を体験した。研究棟内なども見学した。

 米国出身でOIST博士号課程の学生、ジェームス・シュロスさん(25)=量子物理学専攻=が実験を交えて講演した。容器に充満させた気化アルコールにマッチで点火すると空気圧の違いからジェット噴射のように炎が噴き出す実験を行い、児童から「わぁ」と感嘆の声が上がった。那覇市から参加した曙小学校3年の玉井大喜君(8)は「本当の専門者の話が聞けてうれしかった。いろいろな実験をやってみたい」と目を輝かせた。