研究、プロに相談 サイエンスクラブ講座 小中学生70人参加


この記事を書いた人 琉球新報社
真剣な表情で専門職員のアドバイスを聞く児童=6日午後、本部町の沖縄美ら島財団総合研究センター

 【本部】小中学生による自然科学の研究活動を支援する「新報サイエンスクラブ」(琉球新報社主催、沖縄美ら島財団共催)は6日、本部町の沖縄美ら島財団総合研究センターで「フォローアップセミナー&総合研究センター見学会」を開いた。参加した小中学生が進めている研究について同財団の専門職員に説明し、観察の仕方や疑問点などを相談した。

 サイエンスクラブの今年の助成対象は34件(小学生31件、中学生3件)で、このうち28件、約70人の小中学生が参加した。

 セミナーの会場には植物や小動物、サンゴや地学など専門職員が研究するテーマごとにブースが設けられた。子どもらは各ブースを回り、研究の疑問点などを相談した。

 沖縄の樹木による大気浄化を共同研究している宮国孝多さん(14)=那覇市立仲井真中2年=と高嶺航太さん(14)=同=は「同じ木でも交通量や道幅の違いで浄化能力が違ってくるとアドバイスしてもらった。試してみたい」と話し、「専門的な計測器が貸してもらえるかもしれない。楽しみだ」と目を輝かせた。