沖縄相補佐官、島尻安伊子氏を再任


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 島尻安伊子氏

 【東京】政府は15日の閣議で、江崎鉄磨沖縄北方担当相の大臣補佐官に島尻安伊子元沖縄北方担当相を再び起用することを決めた。同日付。引き続き子どもの貧困対策などを担当する。島尻氏は昨年7月の参院選で落選後、鶴保庸介前沖縄担当相の下でも補佐官を務めた。

 大臣補佐官は閣僚を補佐するポストとして2014年9月に運用が始まった。閣僚の裁量で置くことができる。給与は「特別職の職員の給与に関する法律」で定められ、常勤の大臣補佐官は年間約2337万円。

 起用の背景には、基地問題で県と政府が対立を深める中で、政権の信頼が厚い島尻氏の政治活動を後押しする狙いもありそうだ。今年5月に都内であった島尻氏のパーティーでは菅義偉官房長官が講演したほか、閣僚や自民党の派閥領袖(りょうしゅう)らが出席。「一日も早く国政に戻って」などと激励が相次いだ。