キングス練習公開 佐々新体制 課題の守備に時間


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新シーズンに向け、練習に汗を流す選手ら=16日、沖縄市体育館

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは16日、沖縄市体育館でメディア向けに練習を公開した。

 新しく就任した佐々宜央ヘッドコーチ(HC)の下、新旧の選手らが佐々HCと価値観を共にし、課題とする守備練習に多くの時間を費やした。

 同日の練習では佐々HCがこれまでの練習映像を見ながら、戦略や考えなどを選手らに説明した。その後に実戦練習に入り、リバウンドからの速攻など、佐々HCが掲げる「ディフェンスの強化」に取り組んだ。新加入した二ノ宮康平、須田侑太郎、外国人選手のヒルトン・アームストロングやハッサン・マーティンらも連係を確認しあった。

 海外大会など豊富な経験を持つ石崎巧は日本代表として佐々HCと共に戦った経験を持つ。石崎は「佐々HCと選手の間に入り、年長者としてバスケットの理解度を高めていきたい」と力を込める。3季連続で主将を任された岸本隆一は「チームをまとめつつ各選手の持ち味を引き出すことで、勝利に貢献したい」と誓った。

 現在のキングスは、佐々HCのバスケットシステムを浸透させていく段階。佐々HCは「40分間を通して戦い続け、チーム規律の中で選手がイマジネーションを発揮し、ファンの皆さんに喜んでもらえるような試合にしたい」と語った。

 キングスは26、27日にプレシーズンマッチとして沖縄市体育館で富山グラウジーズと対戦する。9月29、30日に同体育館で行うサンロッカーズ渋谷戦から、キングスのBリーグ2年目が開幕する。