総合学習で国際交流に取り組む興南中学校の生徒ら10人が17日、インターネットテレビ電話「スカイプ」でアルゼンチンの県人会と交流した。生徒らは三線やエイサーを披露した他、県系人らにアルゼンチンの生活などについて質問した。午前8時(アルゼンチン時間16日午後8時)から約1時間交流し、「島人ぬ宝」を一緒に合唱して締めくくった。
3年生の照屋美昂さんの「沖縄のことをどう思うか」という質問に対して、県人会の玉城智会長は笑顔で「私たちにとって沖縄はアモール(愛)とファミリア(家族)だ」と話した。学生らは熱心に耳を傾けた。
比嘉美乃教諭は「生徒らは外国について教科書で表面的に学ぶ。そこに暮らす人々と実際に話すことで、彼らが何を考えているのか初めて分かる。県系人とのつながりを大切にしてほしい」と話した。
3年生の糸洲輝さんは「緊張したが楽しかった。世界と日本の交流がもっと深まれば良い」と話した。【琉球新報電子版】
英文へ→International exchange via Skype between Konan Junior High and Okinawans in Argentina