出演依頼、司会、裏方…片付けまで エイサーまつり、子ども手づくり


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 【今帰仁】「世界初!子どもが創るエイサーまつり」(主催・同実行委員会、共催・今帰仁村教育委員会、村青年団協議会)が13日、今帰仁村営グラウンドで催された。子どもたちがイベントをプロデュースし、裏方を体験、将来の夢や目標を持ち広い視野で就業を考えることを目的に、県の地域型就業意識向上支援事業を活用したキャリア教育の取り組み。今回が初開催となる。

大成功を収めた実行委員のメンバー=13日、今帰仁村営グラウンド

 メンバーは村内3小学校の6年生の19人で、実行委員会を立ち上げ「司会・リポーター」「音響・ステージ」「撮影・編集」「ポスター掲示、新聞社やラジオなどの広報宣伝、安全観察」の4班に分かれ、週に1回の研修を受けながら、本番を迎えた。地元青年会の出演依頼、ポスターの写真撮影やデザインの決定、当日の機材準備、片付けも全て児童が行った。

 嘉数琉海実行委員長は「アイデアを出し合い、世界で一つしかない立派なポスターも完成した。実際に裏方を経験し準備も大変で今日まで不安もあったが、仲間と協力し成功するという気持ちで今日は頑張る」とあいさつした。

仲宗根青年会の演舞

 プロクラムは、平敷青年会の勇壮なエイサーの演舞からはじまり、与那嶺エイサー、仲宗根青年会、湧川青年会、今泊エイサーの5団体が、まつりを盛り上げた。

 会場には家族連れなど村内外から多くの来場者が訪れ、子どもが企画・運営したエイサーまつりを楽しんでいた。

(新城孝博通信員)