沖縄県文化観光スポーツ部と沖縄観光コンベンションビューローは23日、大規模な国際会議や展示会、コンサートなどの会場として利用する大型MICE施設の建設と利活用に向け、県内全市町村を対象にしたMICE振興に関する説明会を開始した。
初回は沖縄市の県中部合同庁舎で開かれ、本島東海岸の7市町村の担当職員が参加した。
与那原町と西原町にまたがって建設する大型MICE施設への道路整備について、県の下地正之参事は「与那原、南風原バイパスは2018年度、県道浦添西原線は19年度までに一部利用開始を予定している」と回答し、開業の前年までに交通の利便性が向上すると説明した。
また、MICEは経済波及効果が高く、参加者との交流でビジネス創出の機会も高まると強調し、地域全体で商機をつかむ戦略を練り上げる必要性を説いた。
ごみ処理については、環境影響評価やまちづくり計画と合わせて、市町村と県が連携していくと説明した。
県は31日までに計6回の説明会を各地で開催する。