沖縄県うるま市内の中高生11人が23日、世界遺産の勝連城跡を案内するガイド体験に挑戦した。この日は、西原町のまちづくりガイド「ニシバル歴史の会」メンバー6人が勝連城跡を訪れ、生徒が勝連城跡について学習したことを案内しながらガイドした。
生徒たちは資料を片手に、勝連城の歴史や言い伝えなどを説明した。時折「足元に気をつけてください」と気遣いながら、プロ顔負けのガイドをやり遂げた。
ガイド体験は、市社会福祉協議会と市ボランティアセンターが2010年から実施している。体験は全4回で構成され、座学や実地体験のほか、市内の文化財の学習なども行う。ことしは13人が参加している。
中学1年からガイド体験に参加する伊良波芹菜さん(14)=安慶名中3年=は「うるま市に住んでるけど、参加して知ることも多いし勉強になる。(参加の度に)分かりやすく伝えようとしている」と語った。
生徒たちを指導した1人、史跡ガイドの会の前田将之さん(70)は「みんなよく勉強して、元気よく大きな声で案内できていた」と努力をねぎらった。