8月25日から27日までの3日間、タマン王座決定戦が開催された。この大会は沖縄本島、宮古島、石垣島の3会場で申し込みと検量が可能で、大会期間に釣れた1匹のタマンの重量を競う。今年は過去最多393名がエントリー。一昨年は石垣島から、去年は宮古島から優勝者が出て、島ごとの釣り人の盛り上がりも熱い大会となった。
本島からエントリーした照屋一幸さん(釣人会)は、大会初日の25日に伊是名島に渡り、友人の船で屋那覇島へと1人で渡った。競技開始の午後6時に仕掛けを投げ入れると、最初に釣れたのはジキランカワハギ。午後8時になると60センチ前後のタマンのアタリが連発。3本の竿(さお)が同時にヒットすることもあるほどの入れ食い状態。次々と魚と格闘していると、午後9時に、これまでとは違う、ずっしりと重いアタリが。すぐに強引に巻き取ると、2分ほどで足下に寄せたのは70センチオーバーの特大タマン。これが沖縄本島会場に2年ぶりの優勝をもたらした貴重な1匹となった。
主な結果は次の通り。
1位 照屋一幸 5・13キロ 71・5センチ(沖縄本島)
2位 大見謝恒平 4・09キロ 66・5センチ(宮古島)
3位 仲里誠喜 4・04キロ 69・5センチ(石垣島)
特別賞 親川英和 15・36キロ 101センチ(石垣島)
レディース賞 佐藤寛子 1・13キロ 52センチ(石垣島)
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)