「在日米軍重要」新米大使が強調 防衛相と初面談


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在日米軍基地やオスプレイについて意見交換するハガティ駐日米大使(右)と小野寺五典防衛相(左)=1日、防衛省

 【東京】小野寺五典防衛相は1日、8月に着任したハガティ駐日米大使と防衛省で初めて面談した。小野寺氏は米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて「不安の声がある」として地域住民への配慮を求めた。ハガティ氏は理解を示しながらも「在日米軍のプレゼンスを最大限に活用できる形で解決したい」と述べ、在日米軍の重要性を強調した。

 小野寺氏はオスプレイの事故やトラブルが相次いでいることを念頭に「安全性に十分注意されていると思うが、まだ日本の中にはさまざまな不安の声がある」と指摘した。

 ハガティ氏は「地域住民の懸念は理解できる」などと応じながらも、即応体制の維持の必要性などを強調した。